免許書写真が悪人に映るのではなく、「悪人顔」のアーキタイプなのではないか?

眞鍋先生のブログ(http://manabekawori.cocolog-nifty.com/)をみてみたところ、「免許書の写真が犯罪者に見える」という話題でした。
これはよくある話題ですが、私が以前から思っていたのは、免許書写真が犯罪者顔になるのではなく、逆ではないのかということです。テレビで流される犯罪者の顔写真が、免許書の写真を使っているので、「免許書的な映り方」=「犯罪者の顔」というイメージが出来上がっていて、そのため「免許書写真」というジャンル自体が「犯罪者みたい」と連想されるのではないか。だって、免許書写真を見て「やばいよ、この顔。絶対に人殺してる顔だよ」とかいうけど、実物の殺人者の顔を拝んだことがある人なんてほとんどいませんよ。殺人者の免許書写真を見て、「殺人者はこんな顔なんだ」と思っているわけで、「免許書写真の特有の映り方」が「犯罪者的」という記号と結びついているのだと思うのです。
ただ、この理論で行くと、「制服写真」=「被害者顔」になるはずなのですが、残念ながら高校時代の写真を人に見せて、「えー、何この写真!どうみても、二回は殺されてる顔じゃん。絶対、ストーカー殺人されてるよ!」的な話にはならない。「犯罪者顔」があるなら「被害者顔」もあっていいはずなのに、世の中はなんと理不尽なのか。


ちなみに、私が最近「こいつは犯罪者顔だよな」と思うのは、亀×三兄弟です。とくに次男はヤバイと思う。テレビを見るたびに、「こいつらボクシングやってなかったら、犯罪に手を染めてるだろうなあ。いやあ、ボクシングのおかげで、道を踏み外さなくてよかった。」と一人で勝手に心配して、勝手に安心しております。
三兄弟、これからもがんばってください。