熟女

上に書いた「いいSEXをしていない」で思い出しましたが、電車の中吊り広告を見ていて、『婦人公論の』「女を癒すセックスとは?」(http://cm.chuko.co.jp/~fujin/)をみて、なんともいえない気持ちになるのです。特にその中の「“勃たない男”との優しい夜を探して」という記事が、なんか胸を打つ。
というのも、私も中高年になれば勃たなくなるだろうなあ、という予感がある。とはいっても、いわゆるEDのことではなく、正直言って同じパートナーとするのは飽きてくる。今でさえすでに飽きてきているのに、10年、20年後も経てば、ヤル気をなくすだろうということは容易に想像できる。そうなると、ちがう形の、「優しい夜」を探さざるを得なくなる。
うむうむ。なんか深いというか、切ないですが、仕方がないのでしょう。
まあともかく、ここでもまた、村上龍先生の「いいSEXをしていない」ことがすべての悪の元凶であるという主張が、真実味を帯びてきました。細木数子さんにかかれば、災いはすべて「墓の世話をしていない」に還元されうるように、私にはいま往年のドラゴン先生が乗り移り、すべての不満や病理は「いいSEXをしていない」に還元できると、考えるようになりました。
ズバリ言いましょう。「細木数子にすがる男たちはいいセックスをしていない。」
「いいセックスをしていない男たちが小泉自民党に投票した。」
おー、なんかカッコいいですね。これからはこういう芸風で行こうかと、2秒ぐらいだけ考えました。