留学病

同窓会に出席する。某大学に留学した人の同窓会で、同窓会そのものは楽しかったのだが、二次会がすごいことに。ものすごく人間的に問題がある人ばかり(といっても二人だが)。その二人に特徴的なのは、とにかくよくしゃべる。しかも、自慢話か悪口。いいたことは、

オレはすごい。留学してすごい。日本はダメだ。すごいのにオレを認めない。こんな日本はダメだ。オレはすごいんだよ。

ということを、おそろしいほどのバリエーションの自慢話とおそろしいほど空虚で饒舌な一般論という形で語りに語る。「日本は知的に遅れてる」とかいう内容を5分ぐらい費やし、遅れてる点を具体的に触れることなく、自慢話を盛り込みつつ語るのである。
いま、こうしてまとめてみると、「具体論なしに5分も語り続けることが可能なのか?」と首をかしげるのだが、たしかにそういう神業をこなしていたはずだ。
最近、「中二病」ということばを知り、「はてなダイアラーめ、またつまんないことばで浮かれやがって。なにがツンデレだ」とか思っていたのですが、はてなキーワードで解説を見てみるとたしかに「中二病」は便利なことばかもと思う。なんでこんなことを言い出したかというと、「留学病」的なものもあるんじゃないかと思ったからです。あとで聞いたところによると、毎年二次回ではそういう濃い人が出てくるのだそうです。そういうことは、二次会に行く前に教えてほしかった。
まあ、おかげさまで三次会では話のネタに困りませんでした。例の二人は、三次会に集った私たちたちとは違う大学に留学しており、「いやー、××大学に行かなくてよかった。」と大盛り上がり。最終的には「あんな問題ある人めったにいないよ。貴重な体験だった」とポジティブ思考で乗り切りました。