あの岩波書店がジェンダーフリーバッシング開始か?

東京都による上野千鶴子の講師を拒否という事件が記憶に新しいが*1、どうも昨今ジェンダーフリーバッシングが加速する一方であるようだ。しかも、こともあろうにあの天下の岩波書店もが、このバッシングに加担しているようなのである。読者の皆様は、耳を疑うのではないだろうか。だが、こちらを見ていただきたい。
http://www.iwanami.co.jp/deai/index.html
これは岩波書店HP「本との出会い診断」のページである。いくつかの質問を答えると、自分の状況や気分やあった本を教えてくれる優れものなのだ。だが問題は、この診断で「離婚をしたい」という気分を選ぶと、なんと上野千鶴子教授の本がリストアップされるのである。15冊の本がリストアップされるのだが、その中の3冊が上野千鶴子教授の著書である。また、社民党党首・福島瑞穂さんの著書も2冊含まれている。これは上野千鶴子教授の著作が夫婦関係に有害であることを岩波書店が示しているようにみえるがどうのだろうか。情報筋によると、岩波書店は業績低迷から路線変更を模索しており、「本との出合い診断」は観測気球的な色合いがあるという。*2
また、この「本との出合い診断」には他にも腑に落ちないところがある。「もてたい」という項目を選ぶと『高木ブーの楽しくウクレレ』が表示されるのである。
いずれにせよ、不可解な事件である。岩波書店からは今後も目が話せそうにない。*3

*1:参考「成城トラカレ!」http://d.hatena.ne.jp/./seijotcp/20060112/p1

*2:情報筋は、本エントリー記者の妄想の中にのみ存在しております

*3:スポーツ新聞風にエントリーを書いてみました。一応はっきり書いておくと、これはネタで、岩波がジェンダーフリーバッシングだとはまったく思ってませんよ。