炎の応援をしてみる

今日、教師が50人だか集まってたテレビ番組「現役教師1000人大告白先生だって人間なんだ頑張れ!炎の応援SP」を教師と一緒に観たのです。まあ、番組自体はおもしろくなかったですが、教師と一緒に観れば、他の視聴者よりはちょっとはおもしろくなるわけです。
いろいろありますが、特におもしろかったのは「体罰は容認すべきかどうか?」という議論で、「どんなことがあっても手を出してはいけない」とか「体罰が絶対にないと知っているから生徒が増長する」とか「体罰がなければ威厳を守れない教師はダメだ」とかいっているのを眺めつつ。となりの現役教師は「へ〜、殴るとか殴らないとか、そういうレベルなんだ〜」とポツリ。
「どういうこと?」ときいてみると、最近では言う事を聞かない生徒を立たせるのも体罰だということになるらしいのです。正座させるなんてのはもってのほか。あと、体罰ではないですが、「教室から出てけ!」というのも、生徒の教育を受ける権利を奪うことになるので、絶対に言ってはならない。彼女の勤務先は女子高なので、殴る必要性を感じたことはなく、まあ立たせたりすることもなくうまくやってるようですけど、なんか釈然としないようです。
「話をして理解させる」的な意見は、サヨク的な奇麗事に似ていて、というかサヨクイデオロギーの産物なのでしょうけど、それを理想とするのは大いに結構なのですが、「何が何でも話し合い!」となると現実問題として支障がおきたりするんじゃないでしょうかね。たとえば、勝手に教師経験のない私が状況を想定しますけど、授業中に2、3人が騒いでいた時に、その場で授業を中断してとくとくとその2、3人と話し合いをもってしまっては、他の生徒に迷惑がかかるわけで、緊急避難的な対応としては、立たせるとか教室の外に出すというのは有効だと思うのですよね。


まあ、あと関係ないですが、教師の人を見ていて思うのは、部活の顧問ってたいへんですよね。特に体育系を持ってしまうと、週末に練習試合や大会の引率にいったりして、けっこう休みがつぶれるようなんですよね。で、手当ては、学校によるんでしょうけど、すずめの涙。
また、部活中に事故が起こったりしたら、監督責任がでてきたりするのも、かわいそうですね。放課後に部活をずっとみているなんて、不可能なんですから。会議に出たり、問題のある生徒と「話し合い」をしたりしないといけないわけですから。そうして席をはずしているときに起こった事故の責任まで取らないといけないのは、かわいそうだと思いますね。私は、そのうち生徒に「部活動は自己責任において行い、部活動中に起こった事故に関しては、学校は責任をとらない」的な誓約書を書かせる時代になるんじゃないかと思います。


あと、最近では、「教師が給料をもらっているのに夏休みを取るのがけしかん」ということで、夏休み中も毎日登校しないといけない、という学校がけっこう多いらしいです。で、行って何をするかというと、特にすることもないから、クーラーのない職員室の中で雁首そろえて、団扇で扇ぎながら「いやー、暑いですねー」なんて、だらだらしている。無駄すぎます。


以上、私なりに炎の応援をしてみました。