ドッジボールとキックベース

雨上がり決死隊の番組『ひらめ筋GOLD』をみる。番組の目玉はスーパードッジボールの芸能人チーム対抗戦。
ナレーションの声や、ボールを当てられてアウトになったことを「ボンバー」と呼んだり、いろいろと癇に障ったりしたのですが、それよりも何よりも、往年の名番組『夢がMORIMORI』を思い出す。森脇健児森口博子が司会でスーパーキックベースをやってたやつです。
で、何が似ているのかというと、まず「スーパー」がついているけど、何がスーパーなのかよくわからないところ。
まあ、それは許すとして、なんとなく全体の雰囲気ですね。なんか中学や高校の球技大会の雰囲気がないですか?感じとしては、クラスの運動神経のいい子達が集まったチームを、みんなで応援している感じ。そして選手たちは、熱くなってハーハー息を切らしながら、「くそー」とかいったりするけど、それは純粋な熱さではなくて、少しギャラリーを意識してもいる。プロスポーツのスーパースターの近寄りがたい輝きではなく、期間限定(大会・試合の間だけ)のスターたち。
私がおもしろいと思ったのは、そういうものをテレビでみて、視聴者がおもしろいと思う心理です。だって、しょせんドッジボールですよ。素人に毛の生えたレベルのドッジボールをみて何が楽しいのか。
そこには何か、学校の球技大会のように、知っている人が普段とは違うことにがんばっているのをみる楽しさがあるような気がするのです。


番組自体の感想としては、「ドッジボール、雨上がりを外したときの方が圧倒的に強いじゃん。」というところですね。